若桜宮学園/クレアール学園/Pixiv系オリジナル中心ブログ
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【裏切り者】
 暗黒街で、裏切りが流行っているようなので。
あと、ボスの漫画で非常に滾ったのでww
メンバーに独占欲を発揮するボスを稲子は愛しています。
ていうか、勝手に皆にそういう話をしたような流れにしてしまってます。。。
・・・イフです!パラレルです!すいませんorz

SilentPunishment内部 千癒禾とMayでSS。
WHITEの仕事場、と書いてますが他の人々は出払ってるとお考えくだしゃい/(^o^)\
支離滅裂とはまさにこのことである・・・


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裏切り者

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街に、不穏な空気が流れていた。
どこから始まったかは聞いていないが、あちらこちらの組織から排出される『裏切り者』の影。
そしてその波紋は、今も確実にこの暗黒街に広まっている。
普段から殺伐とした街であることは間違いないが、現在の雰囲気は、いつものとそれとはまた質の違うものだった。





「『裏切り者』 ね。」




SilentPunishmentの本部―WHITE部隊の仕事場。
回転椅子にまたがったまま、くるくるとまわって遊ぶ彼が言った。
その声の調子が、いつもより若干弾んで聞こえたのは
きっと気のせいではない。



「興味深げ、ですね」



紅茶を淹れる手を休めることなく、私が言うと
彼は可笑しそうに笑った。



「興味深いね!裏切りもの、裏切りもの。良い響きだろう?

 ああ、いいなあいいなあ。ボクも混ざりたいなあ」


歳がいもなく――とは言っても、三十路手前にしても18歳かそのあたりの容姿を保っているこの男にはこの言葉はあまり似合わないが――、
足をぱたぱたと子供のようにあそばせるその様子は大凡いつもの彼らしくない。
――まるで、「明日遊園地に行く」と約束された子供のようだ。
まあ、私はそんな経験を持ち合わせていないから、よくわからないけれど。
そう言っていいぐらい、目の前の彼は「はしゃいで」いた。



「・・・やめて、くださいね。先刻のジョシュアさんのお話、聞いてました?」
「聞いてたさ!ボクら【メンバー】はSP【ココ】から逃がしてくれないんだろ?怖い怖い」



さも可笑しいというように。



「まあ、捕まらない自信は大いにあるけど。」



口の端を吊り上げ、彼が笑う。



「・・・やめてくださいってば。ジョシュアさんのご機嫌が悪かったら、」
「拷問はお前のお仕事だもんねえ」
「私は嫌ですからね」
「ボクはお前になら、さして嫌でもないけど―ていうか、捕まらないよ、ボクは」



―この男は。
私が、他の人には見せない怪訝な表情を浮かべても、
彼はやはり楽しそうに笑うだけだ。
くるくると椅子を左右に回転させているものだから、
先ほどから彼のポケットにいる「にょろ」さんがくらくらと目を回している。
それでも彼は、子供のように足で、手で、壁や机を押して落ち着きなくくるくると椅子を回す。
けれど、きっと。



「・・・裏切る気もないのに、私で遊ぶのはやめて頂きたいのですが」



椅子がキ、と音を立てて動きを止める。
少し間を置いてから、彼がこちらを見て言った。



 

「裏切る気はあるよ。お前さえ一緒に来てくれればね」



だって楽しそうじゃないか、と。




「・・・私は裏切る裏切らないなんて問題では無いんです。
ここに骨を埋めると、以前も言いました」
「ボスに忠誠を誓っているわけでもないのに」
「私にはここしかありません」
「ボクは君の居場所になれるよ」
「私は・・・」



 

「それでもお前は、『彼』の影にしがみ付きたいんだね」



 

目の前の彼はもう、椅子を回すのをやめている。
耳障りなきぃきぃという椅子の鳴き声も、机や壁を蹴るトントンという音も今は無い。
・・・はずなのに。
低く、耳元にノイズが走った気がした。



彼の言う『彼』は、もう居ない。
けれど、私をここへ縛る、唯一の枷だった。
彼がいた、この場所を離れまいと。
それが、私の忠誠の証だ。―けれど。



それがほんとうに、彼への忠誠といえるのか、最近私はわからなくなっていた。



 

目の前の彼、は 何も言わない。
ただ私を見ている。あえて、何も言わない。
――ひと押しすれば、私が動くかもしれないことを知りながら、彼は何も言わない。



「・・・意地悪な人」

「何のことだろうね」



肩を竦め、彼が笑う。
少しだけ愉快そうに、けれど先ほどよりはずいぶんと落ち着きのある声だった。






「ボクは居るよ、お前のそばに。お前の親代わりだもの」



私にとっての枷は『彼』。
・・・同じように、この男の枷は、
私だ。


その言葉は、「ここに残る」とも、「お前が来てくれれば裏切る」とも、
「お前が出て行くならばついていく」ともとれるニュアンスだった。


 

 

 

 

 

 

 


私は、

 

 

 

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おわり

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裏切りはしませんけどね。
裏切りに憧れる稲子。ときめきワード「裏切り」!!
けど、私はSPが好きなので2人とも裏切らせるなんてことはできないです。
Mayと関連が無いキャラだったら千癒禾を裏切らせるんだけどなー・・・
逆に、Mayが裏切れば千癒禾も裏切ることになるだろうし。
二人セットにしちゃったのが仇に(笑

Mayはいろいろと思うところが複雑な様子です。
前ボスの死に疑惑を持ってる節があったりするので、ちょっと危険分子であるにはあるかもしれない。

 

| 22:17 | SS | comments(0) | trackbacks(0) |
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